植物たちの大移動を終えた後の庭は、雪に覆われ静かな空間が広がっています。
冬の庭を見ていると、”ワクワク”してきます。
今、土の中では、秋のうちに蒔いておいたさまざまな形をした球根たちが根をはりエネルギーをためて、今か今かとひそんでいる、と思うからです。
大きな木の根元や花壇の隅や樽の鉢の中に、宝の種を仕込んであります。夏には、食べた後のスイカの種やビワの種も埋めました。球根も夏の引越しの時に出てきたものです。もしかしたら芽は出ないかもしれません。でも、もしかしたら出るかもしれない。
冬の庭は、期待や想像で、冬中、私たちを楽しませてくれるのです。
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