風と光のおくりもの 2023年11月01日 掲載 木の葉舞う日、小道に椅子を置いた。 風が吹くと、金色の光の葉が降りそそぐ。 100歳の椅子は、ほどよい日溜まりの中でまどろむよう。 どれだけの夢を見てきたのだろう。 この庭は不思議。 木陰に座れば、はてしない物語がやってくる。 私も毎日、ここを歩く。 ほんの短い、ひとときの旅。 萩尾エリ子 / simples « 新しい記事 | 古い記事 »