窓辺の花園 2020年03月01日 掲載 種を播き、慈しみ育てた苗を戴いた。 野生の美しさを持つミスミソウ。雪割草とも呼ばれる。 まだ厳しい冬を知らない花たちは、ただ愛らしい。 外に出る日まで、ガラス越しの光の中で肩を寄せてまどろむ。 5月になったら、木立の中で生きてきた先輩のまわりに植えよう。 仲間を増やして、庭の物語を増やして、春ははじまる。 萩尾エリ子 / simples « 新しい記事 | 古い記事 »