魔法、ひとつ 2019年03月01日 掲載 窓辺の光を集めて冬を過ごした、香りの植物たち。 大切に摘んで、両手に一杯ほど。 ガラスに名残りの雪をのせて、簡素で美しい蒸留が始まる。 滴から生まれるのは、透きとおった夏の面影。 心の中に緑が揺れる。 萩尾エリ子 / simples « 新しい記事 | 古い記事 »