どこまでも丸く 2019年01月01日 掲載 凍った夜を過ごして、朝日が昇りました。 これからの冬を、落ち葉と雪に守られて、庭は眠ります。 寝床につく前のラベンダー、タイム、セージ、セボリ、ルー…。 森の松葉を合わせて、たわめれば、ひと夏の記憶が立ち昇ります。 植物に助けられ、ひとときの木陰を作るのが私たちの仕事。 つつましき緑の輪を扉にかかげ、次の春を待ちます。 萩尾エリ子 / simples « 新しい記事 | 古い記事 »