日々満ちる 2016年12月01日 掲載 庭と小屋が、光の中に在る。 見とれるほどの光具合。美しいという言葉では足りない。 やがてここは、白い布をまとう。 氷と滴はプリズムとなり、虹も生まれるだろう。 今日も熱いお茶をいれ、静かに香りを放つ。 日々の慣らいと時の思わぬ魔法が、ここに重なる。 光を溜めた小屋は、人の心も温めるはず。 萩尾エリ子 / simples « 新しい記事 | 古い記事 »