明日も 2015年11月01日 掲載 朝の小道を歩く。 野いばらの実は色づき、森では小鳥たちが歌う。 栗の葉が風に乗り、唐松は黄金色の雨を降らせる。 お砂糖のこげたような匂いがすれば、必ず立ちどまって空を仰ぐ。 それは友が好きだった桂の木から生まれる。 大気に薬草の香りが混ざれば、もうすぐショップ。 おはよう。今日も一日が始まる。 萩尾エリ子 / simples « 新しい記事 | 古い記事 »