花は幸 2015年03月01日 掲載 冬のレッスンのしつらえはその都度違うけれど、いつでも花を飾る。 寒い時ほど、一輪の花が欲しいと思うようになった。 光色の花が集まり、バニラの香りがふわりと漂い、 集う人の頬笑みも柔らかく浮かぶ。 訪れる春が等しく健やかでありますように。 くるりとマフラーを巻いて、ウサギのように残りの雪を踏む。 萩尾エリ子 / simples « 新しい記事 | 古い記事 »