フィレンツェから 2012年07月01日 掲載 小さな教会の広場には必ず人が居た。 まわりにはとびきり美味のジェラート店、惣菜とワインを売る店。 3種類のピッツァのみ、夜だけ開く2人のおじさんの店があった。 夕闇せまれば、あかあかと燃える石窯は小道を照らす。 物語のような場所で、ゆっくりと過ごした。 緑の香りの中、笑顔で私たちのショップを目指す人たちがいる。 人生の旅人の休むことのできる小さな庭を、 上等の、そして夢のような場所を、慎み深く育て守ってゆこうと心から思った。 萩尾エリ子 / simples « 新しい記事 | 古い記事 »