巡りに幸を 2012年03月01日 掲載 東北の地に花々と香りを携え行く人たちがいる。 巡るその日、無数の蜂蜜色のろうそくを灯すという。 その日を境に全てが変わってしまった人を想う。 私でさえ、このひと年、悲しみはさざ波のように訪れるのだから。 言葉を磨き、両の手を温め、今できることを少しずつ長く。 願わくは幼な子らが悲しむことのないよう。 萩尾エリ子 / simples « 新しい記事 | 古い記事 »