永遠の青 2011年06月01日 掲載 そら色の美しい花は、光差す時のみ開く。 それはひっそりと小さな佇まい。 栽培などもっての他。たんたんと自然の懐で生きる野の草。 この花の型を押したバターがある。 北の家族が笑顔で作るクリーム色の固まりは、滋味深い。 命が生み出すそれは光色。 雨上がりを待って、トーストをカリッと焼こう。 バターをたっぷりと塗れば、野原ととびきりのひだまりが還ってくる。 萩尾エリ子 / simples « 新しい記事 | 古い記事 »