灯に願う 2010年09月01日 掲載 小川の縁に蝋燭を灯す。 刻々と日は暮れて、思いもかけぬ幽玄のひとときが現れる。 この夏、旅する人を癒した水音は薄闇に溶ける。 清しき風と光をはらむ、小さな流れ。 叶うものなら心にこそ欲しいもの。 絶やさず、とどまることなく。 萩尾エリ子 / simples « 新しい記事 | 古い記事 »