大地に種を 2010年05月01日 掲載 たわわに実をつけたグレープフルーツの枝を戴いた。 庭に播いた種から、いつの間にか実ったという。 その物語は私たちを幸せにした。 写真を北の友に送る。クリニックで野菜料理を教え、命の支え方を伝える人へ。 「種はいつの日か実を結ぶ」と書いた。 丸い果実は光のようにまわりを照らし、やがて清冽な冷菓となった。 日々、小さな種を播こう。 「希望」はゆっくりと育つに違いない。 萩尾エリ子 / simples « 新しい記事 | 古い記事 »