軽やかに歌い 2009年01月01日 掲載 ふと目にした作家の言葉が響く。 「どうせ、あちらへは手ぶらで行く」。 あまりにも、あっさりと不意をつかれる。 木々は薄雪をまとい、蒼穹に輝く。 ストーブの上の薬缶は、しゅんしゅんと湯気をたて、 老猫は夢を見る。 ならばハーバルノート、日常の美しきものに心打たれ、 軽やかに野を歩こう。 萩尾エリ子 / simples « 新しい記事 | 古い記事 »