「7月」は、たくさんの雨を運んできました。
ボランティアをしている諏訪赤十字病院のハーブガーデンは、運河沿いでしたから、たっぷりと水に浸かりました。
泥だらけになったタイムやラベンダー、そして小道。
報道だけでなく、縁を辿れば、さまざまの被害を知ることとなりました。
訪れた南フランスはずっと日照り続きで、山のラベンダーは一部枯れ、ラバンジンは大きく育たず、クラリーセージはかさかさと乾いていました。
優しくて、とても厳しい大きな自然の中で、私たちは生かされているようです。
ご心配いただいた皆様、ありがとうございました。
ハーバルノートは少々の雨漏りですみました。
今はメドウスウィートが夏空に向かって、陽を一杯に浴びています。
気を取り直し、傷んだ植物たちの手入れをして、新しい苗を植えました。
皆様もどうぞご自愛下さい。
そしてこのひと夏を、それぞれのかけがえのない夏として、お過ごし下さいますよう。
萩尾エリ子 / simples