Colours 2005年11月01日 掲載 庭先の染色の場を直しました。 足場もよくなり、仕事がはかどるようになりました。 植物からたち昇る香気は天へと帰り、 その色は布や糸に生きた証を残し、その身体は土へと還ります。 降りつもる葉のように、たくさんの“色”が舞い降ります。 萩の灰、小梨の朱、花の木の茶… 風が渡り、干しあげた糸から、水滴が光りながら落ちてゆく。 全ての作業が単純で美しい、この仕事をこよなく愛します。 萩尾エリ子 / simples « 新しい記事 | 古い記事 »