ほんのりと春 2005年03月01日 掲載 少しずつ、日が長くなりました。 ひなたの雪が溶けて、落葉が見えるようになりました。 梅のたより、桃のたよりも遠くから届きますが、まだ何度か訪れる雪と寒さをここの花木たちは知っていますから、蕾をしっかりと固くして、春の足音に耳を澄ませています。 ショップに階段ができました。あまりに馴染んでいるので、お客様は気がつきません。ささやかな屋根裏への通路ですが、今は小さな小さなお雛様の居場所。 桃の蕾のように、春を待っている私たちです。 萩尾エリ子 / simples « 新しい記事 | 古い記事 »