恵み 2004年12月01日 掲載 森や畑に霜が降りました。 冷たい朝の空気に野いばらの実がふるえます。 夏の間に収穫したハーブたちを大切にビンに詰めました。 美しい色と香りが、この中で息づき、 時折りふたを開けては、特別のブレンドに加えます。 ハーバルノートの伝えたい大切なことのひとつは、「温かな一杯のお茶」。 湯をそそぐと再び開く、花々や葉。静かに暮れてゆく12月です。 翌年の新たな地の恵みを願い、両の手に茶碗を包み、 そのぬくもりをも味わいます。 萩尾エリ子 / simples « 新しい記事 | 古い記事 »