暮らす

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ショップの窓ガラスが揺れた夕刻、隣接の地は大きな地震にみまわれました。
その土地の普通の暮らしが失われ、報道のたびに心痛みました。
それでも自然の大きな力によるものであれば、共存の新しい一歩を踏み出す勇気を持つことができます。

人の仕業の争いは、憎しみを生み続け、終わることがないといいます。
遙かな紛争の地で、連日命は奪われ、平穏な日常はいまだ帰ってくることはありません。

汗して働き、美しい町や村を歩き、暖かな家に帰る。
こうしたことが、掛け値なしの平和、私たちの生きるべき世界です。

萩尾エリ子 / simples