暖かく 2004年01月01日 掲載 粉雪が舞い、さらさらと降り積もる。 翌日に光が差し、ほんの少し、雪を溶かします。 外気は肌を刺すほどに冷たく、日の光は、おどろくほど暖かい。 ひとりひとりの身体に脈々と流れる血液は、生きていることの証です。 この血は流すためではなく、人を温め、種を播き、花を育てる力にしたい。 冷たい手をほほにあて、指に息を吹きかけると、熱い命が巡ります。 小さなこと、確かなこと、今できること、新しい年にハーバルノートは暖かく育む仕事をしたいと切に願います。 萩尾エリ子 / simples « 新しい記事 | 古い記事 »