戦士の休息

img0209

ひとりの政治家、医者である方がなくなりました。
諏訪中央病院のはじめてのハーブガーデンのきっかけを作ってくださった方です。
志を曲げることなく、勇気と優しさを常に持ち、前に進む方でした。

手強い病魔と闘いながらも、それは変わることなく、意志の力で活動を続けられました。最期の場を自宅と決め、点滴の管一本も付けず、身体に一番自然な「老衰」という形を選ばれました。
ご本人も支えるご家族も、凛々しく見事でした。

通夜の晩、長野県にもうひとつの風が吹きました。
彼の播いた全ての種は、私たちを少しずつ変える力となるでしょう。

心からの敬愛をこめて、ここに感謝致します。

萩尾エリ子 / simples