小川のバニラグラス 2001年06月01日 掲載 6月の緑の空気は、6月の草と6月の樹々の葉が作り出します。 バニラグラスたちは、種をこぼしながら、川べりにやってきました。 ここは風と自分が選んだ場所。 きらきら光る水辺に、柔らかい穂をのばして気持ちよさそうです。 甘い香りの春の草、Sweet scented vernal grass ともいわれるこの草を、牧草の中から見つけ出せるのはこの季節。 スウィートウッドラフとともに、干してはじめて甘い香りを出す、野の贈りものです。 萩尾エリ子 / simples « 新しい記事 | 古い記事 »